【大家さん向け】火災保険の選び方 ~ひらかたの大家さん編~
こんにちは。
ゼロゼロ物件、ひらかたの大家さんです。
今回は、【大家さん向け】火災保険の選び方 をわたしが実際に火災保険を契約した際の経験を元にお話ししていきます。
- 火災保険を選ぶことになった経緯
- 火災保険の契約書の確認
- 保険代理店に相談
- 保険代理店から見積もりが届く
- ハザード情報レポートとは?
- 火災保険で必須の補償・特約とは?
- 金額とのバランスを考える
- 火災保険の契約とその後
- 今回の経験で学んだ事
- まとめ
火災保険を選ぶことになった経緯
父から物件の管理を任されてすぐに、火災保険の更新月が近づいている事を知りました。更新の際の契約書が届き、そのままサインして継続する選択もありましたが何の知識も無いままそれなりの金額を支払うことになるので、とりあえず火災保険の見直しをすることにしました。
火災保険の契約書の確認
まず火災保険の契約書を確認してみました。
すると、所有者が亡くなっていて古い情報だった、テナントが以前の店舗のままだった、などの不備が発覚。これではいざ火災保険を申請する際に問題が発生する可能性があると判断し、本格的に見直しをする事を決意しました。
保険代理店に相談
丁度オーナーズイベントに行く機会があったので、火災保険セミナーを受けたり相談ブースで火災保険について相談しました。以前の契約書を元に保険代理店の担当者に話をすると、一度見積もりを出しますということで後日連絡をもらう事となりました。
相談する際は、建物の年代や住所、構造など詳しい情報があった方が良いので物件の登記簿謄本を持って行くとスムーズです。
保険代理店から見積もりが届く
数日後仮見積もりがメールで届き電話連絡がありました。
担当の方が数日の間に物件の現地確認をしてくれていたとのこと。自分自身でも物件の状況を把握出来ていなかったので実際に見てもらえたことはとても安心感に繋がりました。物件を実際に確認してもらえたことによりその後スムーズに話ができ助かりました。
ハザード情報レポートとは?
見積もりが送られてくる際、ハザード情報レポートという資料も一緒に送られて来ました。
ハザード情報レポートには、地盤のゆれやすさや、津波や洪水による浸水予測、土砂災害の可能性、台風の接近数などが記載されてあり、物件の災害リスクの指標となるものです。
わたしの物件は高台に建っていた為、洪水のリスクは低かったです。
レポートのお陰で、物件の立地やどのような災害に気をつけるべきなのかが分かり、火災保険の事故の種類を決める際に参考になりました。
火災保険で必須の補償・特約とは?
ハザード情報などを参考に必要な補償を決定しました。
そして、保険屋さんおすすめの破損・汚損など不測かつ突発的な事故の補償も付けました。火災保険で1番利用頻度が高いんだそう。受水槽は高額なので対象に入れておいた方が良いとのアドバイスを受け受水槽も対象としました。
そして、次に考えるのが特約です。特約の中でも特に築古物件に必須なのが賃貸建物所有者賠償特約、いわゆる 施設賠償責任保険特約 です。
施設賠償責任保険は掛け金が少ない割に補償額が大きく、物件の壁が剥がれて怪我をさせてしまった際などに賠償してもらえます。人にケガを負わせたり、万が一お亡くなりになったとしたら補償額は大変なことになりますので、大家さんにとっては必須の保険です。以前の保険では入っていなかったので改めて見直して良かったと思いました。
金額とのバランスを考える
ここまで様々な補償や特約を考えてきましたが、一旦立ち止まって本当に必要な補償なのか一度冷静になって見直します。不安になるとあれもこれも付けたくなりますがここは一度冷静に、見積もりが高額な場合は省くことも考えます。
わたしの場合は、店舗用に看板があるのですがそれを対象にしてしまうと高額になったため、災害などで壊れても撤去するという方針で看板は対象外にすることにしました。
火災保険の契約とその後
検討した内容で再度見積もりを出してもらい、金額と補償内容のバランスを見て納得の上火災保険を契約をしました。
その後、何かあればLINEやメール、電話などで担当者の方とやり取りし、水漏れが起こった場合や火災保険が使えるか分からないことでも連絡し資料を送ったりして相談しています。
火災保険は契約して終わりではないですからね。
今回の経験で学んだ事
- 親切ですぐに連絡がつく身近な代理店と担当者を見つける。
- 不明点などはとことん質問する。
- 物件の災害リスクを適切に把握する。
- 金額と補償内容のバランスを考える。
- 保険の内容を把握した上で契約する。
- トラブルがあった際はすぐに報告。
まとめ
正直にいって、火災保険の全てを理解し適切に請求することは無理があります。
何かあればメールや電話ですぐに相談できる、身近な保険代理店や担当者を見つけることが大切です。火災保険に正解はないので自分で納得して選ぶことも大切ですね。
火災保険は契約がゴールではなく、契約が終ってからいかに火災保険を活用するかも重要となります。
「すっかり火災保険の存在を忘れていて請求しそびれた」ということがないように、信頼できる保険代理店を見つけて、トラブルや災害があればまず火災保険をチェックし相談しましょう。
今回はこの辺で。ではまた!